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初心者向け|マウスピース矯正の費用相場がわかる!5分で読める完全ガイド
平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」です。
マウスピース矯正に興味があるけれど、費用が高そうでなかなか一歩踏み出せない、と悩んでいませんか?「矯正治療は高額」というイメージが先行しがちですが、実際どれくらいの費用がかかるのか、どんな治療の流れになるのか、といった具体的な情報は案外少ないものです。
このガイドでは、マウスピース矯正の費用に関する疑問を解消するため、費用相場はもちろん、治療期間や支払い方法、さらには費用を賢く抑えるための具体的なポイントまで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。この記事を読めば、マウスピース矯正の費用に関する不安が解消され、自分に合った治療計画を立てるための具体的なヒントが見つかるはずです。
マウスピース矯正は、透明な装置を使って歯並びを整える治療方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、目立たない点が大きな特徴です。ここでは、マウスピース矯正の基本的な仕組みや、どのような方におすすめできるのかについて詳しく解説していきます。
マウスピース矯正の最大の特徴は、何と言ってもその「透明性」と「取り外し可能」という点です。透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、装着していても周囲に気づかれにくく、見た目を気にせず矯正治療を進められます。特に、人前で話す機会が多い方や、矯正中の見た目に抵抗がある方に適しています。
治療の仕組みとしては、患者様一人ひとりの歯並びに合わせて、少しずつ形の異なるマウスピースを複数作製します。このマウスピースを1日20時間以上装着し、数週間ごとに次の段階のマウスピースに交換していくことで、歯に継続的な力を加え、計画的に歯を動かしていきます。マウスピースは薄く作られており、装着時の違和感も少ないように工夫されています。
また、金属製のワイヤーやブラケットを使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられるというメリットもあります。装置が口腔内の粘膜に擦れて傷になるリスクも少なく、日常生活における快適さも特徴の一つです。
マウスピース矯正とワイヤー矯正は、それぞれ異なる特徴を持っています。まず「見た目」に関して、ワイヤー矯正は歯の表面に金属やセラミックのブラケットとワイヤーを装着するため目立ちやすいですが、マウスピース矯正は透明なためほとんど目立ちません。
「痛み」については、どちらも歯が動く際に多少の痛みや圧迫感が生じますが、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて弱い力で徐々に歯を動かすため、痛みが少ない傾向にあります。また、ワイヤーやブラケットが口腔内を刺激することもないため、口内炎などのトラブルも起こりにくいです。
「食事や歯磨きのしやすさ」も大きな違いです。ワイヤー矯正では装置が固定されているため、食事の際に食べ物が挟まりやすく、歯磨きも複雑になります。一方、マウスピース矯正は食事や歯磨きの際に取り外せるため、普段通りに食事ができ、歯磨きも清潔に行えるため、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。
マウスピース矯正は、特に以下のような方におすすめできます。まず「矯正中の見た目が気になる社会人や学生」の方です。透明な装置なので、矯正していることを周囲に知られずに治療を進めたいという方に最適です。接客業や営業職など、人前で話す機会が多い職業の方にも選ばれています。
次に、「金属アレルギーがある方」や「食事制限を避けたい方」にも適しています。金属を一切使用しないためアレルギーの心配がなく、食事の際にはマウスピースを取り外せるため、好きなものを食べられる自由があります。歯磨きも普段通り行えるため、口腔衛生を良好に保ちたい方にも向いています。
ただし、マウスピース矯正は比較的軽度から中程度の歯並びの乱れに適していることが多いです。非常に重度な症例や、骨格に問題がある場合は、ワイヤー矯正や外科矯正が推奨されることもあります。ご自身の歯並びがマウスピース矯正に適しているかどうかは、歯科医師による精密な診断が必要です。
このセクションでは、マウスピース矯正にかかる費用について詳しく見ていきましょう。歯列矯正は高額なイメージがあり、費用面で不安を感じる方も多いかもしれません。ここでは、マウスピース矯正の費用がどのような要素で決まるのか、また、治療段階ごとにどのような費用が発生するのかを具体的に解説します。ご自身の予算や治療の範囲に合わせて、賢い選択ができるよう、費用の内訳をしっかり理解していきましょう。
マウスピース矯正の費用は、歯並びを整える範囲によって大きく異なります。主に「部分矯正」と「全顎矯正」の2種類があり、それぞれの費用相場を知っておくと、ご自身のケースでどれくらいの費用がかかるのかイメージしやすくなります。
部分矯正は、前歯の隙間や軽度のねじれなど、特定の数本の歯だけを対象とする矯正方法です。費用相場は20万円から45万円程度と、全顎矯正に比べて安価に抑えられます。治療期間も比較的短く、気になる部分だけを早くきれいにしたい方におすすめです。しかし、奥歯の噛み合わせまで含めた大幅な歯並びの改善は難しいため、適用できる症例は限られます。
一方、全顎矯正は、すべての歯を動かして全体の噛み合わせや歯並びを根本的に改善する方法です。費用相場は40万円から100万円程度と、部分矯正よりも高くなります。出っ歯や受け口、複雑な叢生(歯の重なり)など、幅広い歯並びの悩みに対応でき、長期的に安定した噛み合わせと美しい歯並びを目指せます。ご自身の歯並びの状態や、どこまで改善したいかによって、どちらの矯正が適しているか歯科医師とよく相談することが大切です。
マウスピース矯正の総費用は、いくつかの要因によって変動します。これらの要因を理解しておくことで、提示された費用の根拠や、費用を抑えるためのヒントが見えてきます。
まず、最も大きな要因は「治療範囲」です。先ほどご説明したように、部分矯正か全顎矯正かによって費用は大きく変わります。次に「歯並びの複雑さ」も重要なポイントです。歯の動きが複雑で多くのマウスピースが必要になる場合や、抜歯を伴うようなケースでは、費用が高くなる傾向があります。これは、治療期間が長くなることや、使用するマウスピースの枚数が増えることに起因します。
また、「使用するマウスピースのブランド」も費用に影響します。国内外には様々なマウスピース矯正のブランドが存在し、それぞれが持つ技術やサポート体制によって価格設定が異なります。世界中で実績のある大手ブランドは比較的高価な傾向にあり、特定の症例に特化したブランドは費用を抑えられることがあります。最後に「クリニックの料金設定」も無視できません。歯列矯正は自費診療のため、クリニックごとに料金体系やサービス内容が異なり、それが総費用に反映されます。複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較することが重要です。
マウスピース矯正の費用は、矯正装置の費用だけではありません。治療開始前から治療完了後まで、段階ごとに様々な費用が発生します。これらの内訳を把握しておくことで、後から「こんなはずではなかった」という事態を避け、総額を正確に理解することができます。
「治療開始前」には、まず「カウンセリング料」がかかる場合があります。これは、歯並びの悩みや治療に関する疑問を歯科医師に相談する費用です。次に、「精密検査・診断料」が発生します。レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型採り、CTスキャンなどを行い、現在の歯の状態や骨格などを詳細に分析し、治療計画を立てるために必要な費用です。これらの検査結果に基づいて、最終的な治療計画と費用が提示されます。
「治療中」の費用は、主に「装置代」と「調整料(管理料)」です。装置代は、実際に歯を動かすマウスピース自体の費用で、治療計画に基づいて必要な枚数分が含まれます。調整料は、治療の進行状況を確認し、マウスピースの適合状態や歯の動きをチェックするための定期的な通院時に発生する費用です。この調整料が、治療開始時に一括で提示される「トータルフィー制」に含まれている場合と、通院ごとに支払う「都度払い」の場合があるので、事前に確認が必要です。
「治療後」にも費用が発生することを忘れてはいけません。矯正治療で歯が動いた後、その位置を安定させるために「保定装置(リテーナー)」の装着が必要になります。このリテーナーの「装置代」や、定期的にリテーナーの適合状態や歯の後戻りがないかを確認する「保定観察料」がかかるのが一般的です。矯正治療は、歯を動かして終わりではなく、その後の保定期間までを含めて計画的に考えることが、美しい歯並びを維持するために非常に重要です。
このセクションでは、マウスピース矯正の治療がどのような流れで進み、どれくらいの期間がかかるのかを詳しく解説します。初回相談から治療完了後の保定期間まで、一連のプロセスを時系列で追っていくことで、治療全体のイメージを掴んでいただけます。
マウスピース矯正を始めるにあたり、まず最初に行うのが「初回相談(カウンセリング)」です。ここでは、歯並びに関するお悩みや、矯正治療へのご希望を歯科医師に伝えます。歯科医師からは、マウスピース矯正の概要や、おおよその治療期間、費用などについて説明があります。疑問に思うことは、この段階でしっかりと質問し、不明点を解消しておくことが大切です。
次に「精密検査・診断」のステップへ進みます。ここでは、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型の採取(3Dスキャナーを使用することもあります)など、現在の歯並びや顎の骨の状態を詳細に把握するための検査が行われます。これらの検査結果をもとに、歯科医師は個別の治療計画を立案します。治療計画では、歯がどのように動いていくかのシミュレーションを立体的に見せてくれることもあり、治療後の歯並びを具体的にイメージできます。
治療計画とシミュレーション内容に納得いただいてはじめて、治療開始となります。この段階で、治療にかかる費用や期間、リスクなども改めて確認し、同意の上で契約を結ぶことになります。患者様ご自身が治療内容を十分に理解し、納得した上でスタートすることが、成功への第一歩と言えるでしょう。
治療計画が確定すると、そのデータに基づいて患者様専用のオーダーメイドマウスピースが作成されます。このマウスピースは通常、透明なプラスチック製で、治療の段階に合わせて少しずつ形の異なるものが複数枚作られます。一枚のマウスピースで歯を動かせる距離はごくわずかなため、計画通りに歯を動かすためには、決められた時間(1日20〜22時間以上)装着し、定期的に新しいマウスピースに交換していくことが非常に重要になります。
マウスピースの装着は、患者様ご自身の自己管理が求められる治療です。装着時間を守らなかったり、交換を怠ったりすると、歯が計画通りに動かず、治療期間が長引いたり、予定していた効果が得られなかったりする可能性があります。食事や歯磨きの際には取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットがありますが、その分、装着を忘れないよう意識的に管理する必要があります。
治療期間中は、数週間から数ヶ月に一度、「定期メンテナンス(通院)」を行います。ここでは、歯の動きが計画通りに進んでいるか、虫歯や歯周病などの問題が発生していないかなどを歯科医師が確認します。また、新しいマウスピースの受け取りや、歯の動きを促進するための処置(アタッチメントの装着やIPRと呼ばれる歯の間をわずかに削る処置など)が行われることもあります。
マウスピース矯正の治療期間は、患者様の歯並びの状態や治療目標によって大きく異なりますが、一般的な目安としては部分矯正で数ヶ月から1年程度、全体矯正(全顎矯正)で1年から3年程度が目安となります。軽度の乱れであれば比較的短期間で治療が完了することもありますが、複雑な歯並びの場合はそれだけ時間がかかる傾向があります。
具体的な症状によっても治療期間の傾向は変わってきます。例えば、前歯数本のすきっ歯や軽度のガタつきであれば、部分矯正で比較的短い期間で改善が見込めます。一方で、出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、八重歯などの症状は、歯を大きく動かす必要があるため、全体矯正となり治療期間も長くなる傾向があります。特に奥歯の噛み合わせまで含めて改善する場合は、治療期間が2年以上になることも珍しくありません。
ただし、これらの期間はあくまで一般的な目安であり、患者様個人の歯の動き方や、マウスピースの装着状況、通院頻度などによって大きく左右されます。歯科医師との綿密な連携と、患者様ご自身の継続的な努力が、治療を計画通りに進める上で非常に重要です。
マウスピース矯正は、見た目の自然さや取り外しができる利便性から人気の高い治療法ですが、費用が高額になりやすいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、費用面での不安を少しでも和らげ、賢く治療を進めるための具体的な方法をご紹介します。
ご自身の歯並びの状態や予算、希望する治療期間に合わせて、最適な選択肢を見つける手助けとなれば幸いです。部分矯正の検討から、複数のクリニックの見積もり比較、さらにはデンタルローンの活用など、実践可能な費用負担を抑えるコツを詳しく見ていきましょう。
マウスピース矯正の費用を抑える有効な方法の一つに、「部分矯正」の検討があります。すべての歯を矯正する「全顎矯正」に比べて、部分矯正は気になる一部の歯並びだけを整えるため、治療範囲が限定されます。
例えば、前歯の少しのすき間や、特定の歯の軽微なズレなど、悩みが比較的小範囲に限られている場合に、部分矯正が適応できる可能性があります。治療範囲が狭くなることで、使用するマウスピースの枚数が少なくなり、治療期間も短縮される傾向があるため、結果的に費用を大幅に抑えることが期待できます。ただし、ご自身の歯並びが部分矯正で対応可能かどうかは、歯科医師の精密な診断が必要になりますので、まずは相談してみることをおすすめします。
歯列矯正は自由診療であるため、クリニックによって料金体系や提示される費用が大きく異なります。そのため、マウスピース矯正を検討する際には、複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較することが非常に重要になります。
同じような治療内容であっても、トータルフィー制(治療開始から終了までの費用がすべて含まれる)を採用しているクリニックもあれば、通院ごとに費用が発生する都度払い制のクリニックもあります。また、精密検査料や保定装置代が総額に含まれているかどうかも、クリニックによって異なりますので、内訳を細かく確認するようにしましょう。
いくつかのクリニックを比較検討することで、ご自身の希望する治療内容に対して、費用が適正であるかを見極めることができます。費用だけでなく、治療計画の説明のわかりやすさや、歯科医師との相性、クリニックの雰囲気なども含めて、ご自身に合ったクリニックを見つけるための重要なステップとなります。
マウスピース矯正の費用負担を軽減するためには、クリニックが提供する割引キャンペーンや、デンタルローンなどの支払い方法を上手に活用することも検討しましょう。クリニックによっては、期間限定のキャンペーンや、モニター募集などを行っている場合があります。これらのキャンペーンを利用することで、通常よりも費用を抑えて治療を受けられる可能性がありますので、カウンセリング時に確認してみると良いでしょう。
また、一度にまとまった費用を準備することが難しい場合には、デンタルローンやクリニック独自の院内分割払いの利用も有効な選択肢です。デンタルローンは、月々の負担を軽減しながら治療を進めることができるため、経済的な負担を分散させたい方におすすめです。クリニックによっては、提携しているデンタルローンや、無金利での院内分割払いを提供している場合もありますので、具体的な支払いシミュレーションを含めて相談してみてください。
このセクションでは、マウスピース矯正の治療費について、どのような支払い方法があるのか、そして費用負担を軽減できる可能性がある公的な制度について詳しく解説していきます。一括払いと分割払いの違い、さらに医療費控除や保険適用といった、お金にまつわる大切な情報を分かりやすくお伝えしますので、ぜひご自身の状況に合わせて賢い選択をするための参考にしてください。
マウスピース矯正の支払い方法には、大きく分けて「一括払い(トータルフィー制)」と「分割払い・都度払い」があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の経済状況や治療計画に合った方法を選ぶことが大切です。
まず、一括払いであるトータルフィー制は、治療開始前に提示された総額を一度に支払う方法です。この方法のメリットは、治療期間中にマウスピースの追加が必要になったり、軽微な調整が生じたりしても、追加費用が発生しにくいという安心感がある点です。総額が明確であるため、費用計画が立てやすいでしょう。しかし、一度にまとまった金額を用意する必要があるため、初期負担が大きいというデメリットがあります。
一方、分割払いや都度払いは、治療の進行に合わせて費用を支払っていく方法です。初期費用を抑えられるため、まとまった資金が手元にない場合でも治療を始めやすいというメリットがあります。ただし、治療が計画よりも長引いたり、マウスピースの追加が必要になったりすると、その都度費用が発生し、結果的に総額が高くなる可能性があります。そのため、契約前にどのような場合に費用が発生するのか、追加費用の有無について確認しておくことが重要です。
マウスピース矯正の費用は、条件を満たせば医療費控除の対象となる可能性があります。医療費控除とは、1月1日から12月31日までの1年間で、ご自身または生計を一つにするご家族が支払った医療費の合計が10万円(所得金額が200万円未満の場合は所得金額の5%)を超えた場合に、その超えた部分の金額に応じて所得税が軽減される制度です。
マウスピース矯正の場合、美容目的ではなく「噛み合わせの改善」や「発音の改善」など、歯科医師が診断書によって機能的な問題を解決するための治療であると認められた場合に、医療費控除の対象となります。単に見た目を良くするためだけの矯正は対象外となるため、注意が必要です。治療費だけでなく、通院のための交通費(公共交通機関利用の場合)も対象となる場合があります。
医療費控除を申請するには、確定申告を行う必要があります。毎年2月中旬から3月中旬頃に、所轄の税務署へ必要書類を提出します。必要な書類としては、医療費控除の明細書、源泉徴収票(会社員の場合)、マイナンバーカードなどがあります。医療機関が発行する領収書は必ず保管しておきましょう。e-Taxを利用すれば、自宅からでも手続きが可能ですので、国税庁のウェブサイトなどで詳細を確認してください。
ほとんどのマウスピース矯正は自由診療となり、公的医療保険の適用外です。しかし、ごく稀に、特定の症例においては保険が適用されるケースがあります。これは「顎変形症」と診断され、外科手術を伴う矯正治療が必要な場合など、厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常と判断された場合に限られます。
顎変形症は、あごの骨の成長異常によって噛み合わせや顔の形に大きな問題が生じる状態を指します。このような場合は、手術と矯正治療を組み合わせることで、機能的な改善を目指します。ただし、保険が適用されるのは、その治療が保険医療機関として指定された施設で行われる場合に限られます。
そのため、一般的なマウスピース矯正を検討されている方が、保険適用を期待することはほとんどできません。ご自身の症例が保険適用の対象となるかどうかは、専門の歯科医師による精密な診断が必要です。まずは信頼できる歯科医院でカウンセリングを受け、ご自身の歯並びの状態について詳しく相談することをおすすめします。
このセクションでは、数あるマウスピース矯正のブランドについてご紹介します。実はマウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、それぞれに異なる特徴や費用設定があります。ご自身の希望や歯並びの状態にぴったり合ったブランドを選べるよう、判断材料となる情報を提供していきますので、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正には、世界中で広く利用されているものから、日本独自のブランドまで、様々な種類があります。代表的なブランドの一つにインビザラインがあります。インビザラインは世界中で1,500万人以上(2023年時点)の治療実績を持つ大手ブランドで、幅広い症例に対応できる柔軟性が特徴です。費用は全顎矯正の場合で40万円から100万円程度と、比較的広範囲の費用設定があります。
一方で、部分矯正に特化し、比較的費用を抑えられるブランドも存在します。例えば、アソアライナーやクリアコレクトなどは、軽度から中程度の歯並びの乱れに適しており、費用もインビザラインより抑えられるケースがあります。これらのブランドは、前歯のちょっとしたすき間や軽微なデコボコを直したい方に選ばれることが多いです。
各ブランドは、対応できる症例の種類、マウスピースの素材、治療期間の目安、そして費用体系が異なります。例えば、複雑な症例に対応できるブランドは費用が高くなる傾向にあり、治療期間も長くなることがあります。ご自身の歯並びの状態と、どの程度の改善を望むのかによって、適したブランドが変わってくるため、それぞれの特徴を理解することが重要です。
数あるマウスピース矯正ブランドの中でも、「キレイライン矯正」は特に費用を抑えたい方や、短期間で部分的な歯並びを改善したい方に人気のブランドです。主な対象は前歯を中心とした部分矯正であり、気になる前歯のすき間や少しのデコボコを治したいといったニーズに応えています。
キレイライン矯正の大きな魅力は、その分かりやすい料金体系と、他の矯正方法に比べて費用が抑えられる点にあります。一般的に20万円台から治療を始められることが多く、予算が限られている方でも検討しやすい選択肢となっています。マウスピースの枚数や治療期間によって費用が変わる仕組みですが、比較的初期費用を抑えてスタートできるため、矯正治療へのハードルが下がります。
また、治療期間も他の全顎矯正に比べて短い傾向にあります。数ヶ月から1年程度で治療が完了するケースが多く、結婚式や就職活動など、特定のイベントに向けて短期間で歯並びを整えたい方にもおすすめです。ただし、奥歯を含む全体的な噛み合わせの改善など、複雑な症例には対応できない場合があるため、ご自身の歯並びが適応範囲内であるかを歯科医師に相談することが大切です。
マウスピース矯正のブランドを選ぶ際には、いくつかの大切なポイントがあります。まず、ご自身の歯並びの状態が、検討しているブランドで対応可能かどうかを確認することが重要です。軽度なデコボコであれば複数のブランドが選択肢になりますが、抜歯を伴うような複雑な症例の場合、特定のブランドしか対応できないこともあります。
次に、ご自身の予算と治療期間の希望を明確にしてください。費用を抑えたい、できるだけ早く治療を終えたいといった要望によって、選ぶべきブランドは変わってきます。また、クリニックの通いやすさも考慮すべき点です。治療期間中は定期的な通院が必要になるため、自宅や職場からアクセスしやすい場所にある、提携クリニックが多いブランドを選ぶと、負担が少なくて済みます。
最終的には、これらの情報を踏まえて、歯科医師とじっくり相談することが最も大切です。歯科医師は、ご自身の歯並びの状態を正確に診断し、どのブランドが最適か、メリット・デメリットを含めて専門的な視点からアドバイスしてくれます。複数のクリニックでカウンセリングを受け、それぞれの提案を比較検討することで、ご自身の症例と希望に最も適したブランド、そして信頼できるクリニックを見つけることができるでしょう。
マウスピース矯正は、その手軽さや目立たない点が魅力ですが、治療を始める前に知っておくべき大切な注意点や、思わぬリスクも存在します。このセクションでは、治療を成功させるために患者さんご自身が守るべきことや、予期せぬトラブルを避けるための心構えについて、詳しく解説していきます。事前にこれらのポイントを理解しておくことで、安心して治療を進め、理想の歯並びを手に入れることにつながります。
マウスピース矯正の治療効果は、マウスピースの装着時間をどれだけ守れるかに大きく左右されます。歯科医師から指示された装着時間、通常は1日20時間から22時間以上を厳守することが非常に重要です。この装着時間を守れないと、歯が計画通りに移動せず、治療期間が当初の予定よりも長引いてしまうことがあります。
装着時間が不十分だと、マウスピースが歯にぴったりとフィットしなくなり、新しいマウスピースにスムーズに移行できなくなる「アライナー浮き」といった問題が発生する可能性もあります。このような場合、再度歯型を取り直したり、治療計画を修正したりする必要が生じ、結果として治療の遅延や追加費用につながることもあります。マウスピース矯正は、ご自身の自己管理が成功の鍵を握る治療法であることを、しっかりと認識しておくことが大切です。
マウスピース矯正の費用は、治療計画に基づいて算出されますが、万が一治療が計画よりも長引いてしまった場合、追加費用が発生する可能性があります。特に、患者さんご自身の自己判断でマウスピースの装着を怠ったり、決められた交換時期を守らなかったりすると、歯の動きが悪くなり、治療期間が延長してしまうことがあります。
また、マウスピースを紛失したり、破損してしまったりした場合も、新しいマウスピースを作成するための費用や、治療の進捗を確認するための調整料が別途かかることがあります。これらの追加費用は、クリニックの料金体系、特に「トータルフィー制」か「都度払い」かによって扱いが異なります。契約前に、治療期間が延長した場合やトラブル発生時の費用について、必ずクリニックに確認し、納得した上で治療を開始することが非常に重要です。
マウスピース矯正は、治療期間が年単位に及ぶこともあり、その途中で患者さんご自身の都合により治療を中断してしまうケースも残念ながら存在します。しかし、治療を途中で中断することは、それまでの時間と費用を無駄にしてしまうだけでなく、口腔内の健康にとって深刻なリスクを伴います。
矯正治療で移動した歯は、治療を中断すると元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が必ず起こります。これにより、せっかく整い始めた歯並びが乱れてしまうだけでなく、中途半端な状態で放置することで、噛み合わせが不安定になり、顎関節症や虫歯、歯周病などの新たな口腔内の問題を引き起こす可能性もあります。矯正治療は一度始めたら、歯科医師の指示に従い最後までやり遂げることが、理想の歯並びと健康な口腔環境を維持するために不可欠です。
マウスピース矯正は、透明な装置で治療を進める目立たない矯正方法として人気がありますが、その治療の成功は、どのクリニックを選ぶかによって大きく左右されると言っても過言ではありません。後悔しない矯正治療のためには、費用面だけでなく、治療内容やサポート体制など、多角的な視点から慎重にクリニックを選ぶ必要があります。このセクションでは、ご自身の希望に合った最適な矯正歯科を見つけるための具体的なポイントを詳しくご紹介していきます。
信頼できる歯科医師を見つけることは、マウスピース矯正を成功させるための最初の、そして最も重要なステップです。まず、その歯科医師がマウスピース矯正に関して十分な経験と実績を持っているかを確認しましょう。具体的な症例写真や治療実績を見せてもらい、ご自身の歯並びに近いケースがあるかどうかも参考にすると良いでしょう。
次に、カウンセリングの際に、話を丁寧に聞き、疑問や不安に対して分かりやすく説明してくれるかどうかも重要なポイントです。一方的に治療方針を押し付けるのではなく、治療のメリットだけでなくデメリットやリスクについても正直に伝えてくれる医師は信頼できます。また、複数の治療選択肢がある場合に、それぞれの特徴や費用を公平に提示し、患者さんが納得して選べるようサポートしてくれる姿勢も大切です。
歯科医師との相性も非常に重要です。治療期間が長くなることもあるため、安心して相談でき、信頼関係を築ける医師を選ぶことで、ストレスなく治療を進められるでしょう。
クリニック選びでは、歯科医師の技量だけでなく、設備や提供されるサービス内容も確認しておきたいポイントです。まず設備面では、精密な歯型を採取できる3Dスキャナー(iTeroなど)が導入されているかを確認すると良いでしょう。従来の粘土のような材料を使った歯型採りよりも、3Dスキャナーは短時間で正確なデータを取得でき、治療計画の精度向上にもつながります。
サービス面では、予約の取りやすさが治療継続のモチベーションに大きく影響します。特に、お仕事や学校で忙しい方にとっては、土日祝日の診療や夜間診療の有無、オンライン予約システムの有無なども確認しておきたい点です。また、矯正治療中に装置が破損したり、痛みが出たりした際の緊急時の対応体制が整っているかどうかも重要です。
料金体系が明確であることも非常に大切です。追加費用が発生する可能性のある項目や、支払い方法の選択肢などについて、事前に詳しく説明してくれるクリニックを選びましょう。これらの要素を総合的に判断することで、治療中のストレスを減らし、快適に治療を進めることができるクリニックを見つけられます。
最初のカウンセリングは、クリニックや歯科医師の雰囲気を見極め、疑問を解消するための貴重な機会です。この時に、後々のトラブルを避けるために必ず確認しておくべき質問事項をいくつかご紹介します。まず、「治療費の総額と内訳」を明確にしてもらいましょう。装置費用だけでなく、検査料、調整料、保定装置代、追加費用が発生する可能性とその条件など、全ての費用を把握しておくことが大切です。
次に、「治療期間の目安」についても具体的に確認しましょう。ご自身の歯並びの状態や希望によって治療期間は変わるため、シミュレーションなどを活用して具体的なイメージを掴むと良いでしょう。また、「抜歯の必要性の有無」や、もし抜歯が必要な場合の抜歯費用についても尋ねておくと安心です。治療のメリットだけでなく、「デメリットやリスク」についても十分に説明を求め、納得した上で治療に進むことが重要です。
最後に、「支払い方法の種類」についても確認しておきましょう。一括払いやデンタルローン、院内分割など、どのような支払い方法に対応しているかを知ることで、ご自身の経済状況に合った無理のない支払いプランを立てることができます。これらの質問を通じて、クリニックの誠実さや情報提供の透明性を評価できるでしょう。
このセクションでは、マウスピース矯正を他の代表的な歯列矯正方法と比較することで、それぞれの治療法の良い点、そして注意すべき点を客観的に見ていきます。どの矯正方法がご自身の歯並びやライフスタイルに最も適しているのか、情報整理の手助けとなるでしょう。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす、古くから行われている治療法です。費用相場は60万円から160万円程度と、マウスピース矯正の全顎矯正と比べても同程度か、やや高くなる傾向があります。ワイヤー矯正の大きな特徴は、ほぼ全ての歯並びの乱れに対応できる汎用性の高さにあります。重度の叢生(歯のガタつき)や、大きな抜歯が必要な症例でも、安定して歯を動かせることが長年の実績で証明されています。
一方で、ワイヤー矯正は装置が金属製であるため、口を開けた時に目立ってしまうというデメリットがあります。見た目を気にする方にとっては大きな懸念点となるでしょう。また、歯を動かす力が比較的に強いため、マウスピース矯正よりも痛みを感じやすい場合があります。食事の際には食べ物が装置に挟まりやすく、歯磨きも複雑になるため、口腔衛生の維持にはより一層の注意と手間が必要です。
外科矯正は、一般的な歯列矯正では改善が難しい、顎の骨格的な問題に起因する重度の不正咬合を治療するために行われる方法です。費用相場は100万円から300万円程度と非常に高額ですが、顎変形症などの特定の病名が付く場合は、健康保険が適用されるケースもあります。これは、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの機能改善が治療の主目的となるためです。
外科矯正は、歯だけを動かすのではなく、外科手術によって顎の骨自体を正しい位置に移動させることで、根本的な噛み合わせと顔のバランスを改善します。主に、受け口(下顎前突)や極端な出っ歯(上顎前突)、顎の左右非対称など、骨格のズレが大きい症例が適応となります。治療期間も長くなり、矯正治療の前後に手術を伴うため、一般的な歯列矯正とは大きく異なる、より専門的な治療法であると言えます。
マウスピース矯正の最大のメリットは、その「目立たなさ」にあります。透明なプラスチック製の装置は、装着していてもほとんど気づかれないため、見た目を気にすることなく矯正治療を進められます。また、食事や歯磨きの際には取り外しができるため、普段と変わらない食事を楽しむことができ、口腔内を清潔に保ちやすいという衛生的メリットも非常に大きいです。
ワイヤー矯正と比較して、歯を動かす力が段階的で緩やかなため、痛みや違和感が少ない傾向にあるのも特徴です。さらに、装置による口内炎ができにくく、定期的な通院回数も比較的少ないため、忙しい方や遠方に住む方にとっても魅力的な選択肢となります。
一方で、デメリットも存在します。マウスピース矯正は、1日20時間以上という決められた装着時間を守ることが治療成功の鍵となるため、患者さん自身の「自己管理能力」が必須です。装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引いたり、最悪の場合は再治療が必要になったりするリスクがあります。また、マウスピースを紛失したり破損したりすると、再作成費用が発生することもあります。
さらに、マウスピース矯正は対応できる症例に限界があります。重度の叢生や、顎の骨格的な問題が原因の不正咬合など、複雑なケースではワイヤー矯正や外科矯正が適している場合があります。すべての歯並びの悩みに対応できるわけではないため、ご自身の歯並びがマウスピース矯正で治療可能かどうかは、精密検査を受けて歯科医師の診断を仰ぐことが非常に重要です。
マウスピース矯正に興味があっても、費用のこと以外にもさまざまな疑問や不安を抱えている方は少なくありません。このセクションでは、皆さんが特に知りたいと思うような、よくある疑問点について一つずつ丁寧に解説していきます。
治療を始める前に知っておきたい細かな疑問や、見落としがちなポイントも解消し、安心して矯正治療へ踏み出すためのお手伝いをします。
「中学生や高校生でもマウスピース矯正はできるのでしょうか」というご質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、永久歯がすべて生えそろっていれば、大人の方と同じようにマウスピース矯正を受けていただくことが可能です。思春期のお子様にとって、見た目を気にせず矯正治療を進められるマウスピース矯正は大きなメリットとなるでしょう。
部活動や体育の授業で激しい運動をする際、あるいは友人との食事や写真撮影の時にも、装置を取り外せるため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。費用面については、大人と大きく変わらないことが多いですが、成長期のお子様の顎の成長や歯の生え替わり具合によって、治療計画や期間が調整される場合があります。
マウスピース矯正は、治療期間中の食事や歯磨きのしやすさも大きな魅力の一つです。基本的に、食事を摂る際や色の濃い飲み物を飲む際は、必ずマウスピースを外すようにしてください。これにより、装置に食べ物が挟まる心配がなく、普段通りにお好きなものを召し上がっていただけます。また、マウスピースが着色するのを防ぐことにもつながります。
食後は、必ず歯磨きをしてからマウスピースを再装着することが非常に重要です。食べかすやプラークが残ったままマウスピースを装着すると、歯と装置の間に細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。お口の中を清潔に保つためにも、毎食後の丁寧な歯磨きと、可能であればデンタルフロスや歯間ブラシを使ったケアを習慣にしましょう。マウスピース自体も、流水や専用の洗浄剤で毎日清潔に保つことが、快適な治療を続けるためのポイントとなります。
矯正治療が終わって、ようやく理想の歯並びになったと安心される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、矯正治療は歯を動かして終わりではありません。治療で動かした歯は、何もしないと元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起こる可能性があります。この後戻りを防ぎ、時間と費用をかけて手に入れた美しい歯並びを長期的に維持するために不可欠なのが「保定装置」、別名「リテーナー」の装着です。
リテーナーは、治療後の歯並びが安定するまで、一定期間装着し続ける必要があります。装着期間は症例によって異なりますが、一般的には矯正治療にかかった期間と同程度、あるいはそれ以上の場合もあります。リテーナーには透明なマウスピース型や、歯の裏側に固定するワイヤー型など、いくつかの種類があり、歯科医師が患者様のお口の状態やライフスタイルに合わせて最適なものを提案してくれます。リテーナーの費用は、矯正治療費とは別途必要になることがほとんどですので、治療開始前のカウンセリングで確認しておきましょう。
せっかく頑張って手に入れた理想の歯並びを維持するためにも、歯科医師の指示通りにリテーナーをきちんと装着し、定期的なチェックを受けることが大切です。保定期間も矯正治療の一部と考えて、油断せずに取り組んでいきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。
菅野 友太郎 | Yutaro Kanno
国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。 2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業し現在に至る。
【所属】 ・5-D Japan 会員 ・日本臨床歯周病学会 会員 ・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員 ・静岡県口腔インプラント研究会 会員 ・日本臨床補綴学会 会員 会員 ・日本デジタル歯科学会 会員 ・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員
・TISS(Tohoku implant study society) 主催
【略歴】 ・2010年国立東北大学 卒業 ・2010年都内医療法人 勤務 ・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務 ・2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業 ・2025年 銀座Aクリニックデンタル 理事長 就任
平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」 『沢田通り歯科・予防クリニック』 住所:東京都大田区大森北6丁目23−22 TEL:03-3767-0648
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平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」です。
マウスピース矯正に興味があるけれど、費用が高そうでなかなか一歩踏み出せない、と悩んでいませんか?「矯正治療は高額」というイメージが先行しがちですが、実際どれくらいの費用がかかるのか、どんな治療の流れになるのか、といった具体的な情報は案外少ないものです。
このガイドでは、マウスピース矯正の費用に関する疑問を解消するため、費用相場はもちろん、治療期間や支払い方法、さらには費用を賢く抑えるための具体的なポイントまで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。この記事を読めば、マウスピース矯正の費用に関する不安が解消され、自分に合った治療計画を立てるための具体的なヒントが見つかるはずです。
マウスピース矯正とは?基本を知ろう
マウスピース矯正は、透明な装置を使って歯並びを整える治療方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、目立たない点が大きな特徴です。ここでは、マウスピース矯正の基本的な仕組みや、どのような方におすすめできるのかについて詳しく解説していきます。
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正の最大の特徴は、何と言ってもその「透明性」と「取り外し可能」という点です。透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、装着していても周囲に気づかれにくく、見た目を気にせず矯正治療を進められます。特に、人前で話す機会が多い方や、矯正中の見た目に抵抗がある方に適しています。
治療の仕組みとしては、患者様一人ひとりの歯並びに合わせて、少しずつ形の異なるマウスピースを複数作製します。このマウスピースを1日20時間以上装着し、数週間ごとに次の段階のマウスピースに交換していくことで、歯に継続的な力を加え、計画的に歯を動かしていきます。マウスピースは薄く作られており、装着時の違和感も少ないように工夫されています。
また、金属製のワイヤーやブラケットを使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられるというメリットもあります。装置が口腔内の粘膜に擦れて傷になるリスクも少なく、日常生活における快適さも特徴の一つです。
ワイヤー矯正との違い
マウスピース矯正とワイヤー矯正は、それぞれ異なる特徴を持っています。まず「見た目」に関して、ワイヤー矯正は歯の表面に金属やセラミックのブラケットとワイヤーを装着するため目立ちやすいですが、マウスピース矯正は透明なためほとんど目立ちません。
「痛み」については、どちらも歯が動く際に多少の痛みや圧迫感が生じますが、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて弱い力で徐々に歯を動かすため、痛みが少ない傾向にあります。また、ワイヤーやブラケットが口腔内を刺激することもないため、口内炎などのトラブルも起こりにくいです。
「食事や歯磨きのしやすさ」も大きな違いです。ワイヤー矯正では装置が固定されているため、食事の際に食べ物が挟まりやすく、歯磨きも複雑になります。一方、マウスピース矯正は食事や歯磨きの際に取り外せるため、普段通りに食事ができ、歯磨きも清潔に行えるため、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。
マウスピース矯正が向いている人
マウスピース矯正は、特に以下のような方におすすめできます。まず「矯正中の見た目が気になる社会人や学生」の方です。透明な装置なので、矯正していることを周囲に知られずに治療を進めたいという方に最適です。接客業や営業職など、人前で話す機会が多い職業の方にも選ばれています。
次に、「金属アレルギーがある方」や「食事制限を避けたい方」にも適しています。金属を一切使用しないためアレルギーの心配がなく、食事の際にはマウスピースを取り外せるため、好きなものを食べられる自由があります。歯磨きも普段通り行えるため、口腔衛生を良好に保ちたい方にも向いています。
ただし、マウスピース矯正は比較的軽度から中程度の歯並びの乱れに適していることが多いです。非常に重度な症例や、骨格に問題がある場合は、ワイヤー矯正や外科矯正が推奨されることもあります。ご自身の歯並びがマウスピース矯正に適しているかどうかは、歯科医師による精密な診断が必要です。
マウスピース矯正の費用相場
このセクションでは、マウスピース矯正にかかる費用について詳しく見ていきましょう。歯列矯正は高額なイメージがあり、費用面で不安を感じる方も多いかもしれません。ここでは、マウスピース矯正の費用がどのような要素で決まるのか、また、治療段階ごとにどのような費用が発生するのかを具体的に解説します。ご自身の予算や治療の範囲に合わせて、賢い選択ができるよう、費用の内訳をしっかり理解していきましょう。
部分矯正と全顎矯正の費用目安
マウスピース矯正の費用は、歯並びを整える範囲によって大きく異なります。主に「部分矯正」と「全顎矯正」の2種類があり、それぞれの費用相場を知っておくと、ご自身のケースでどれくらいの費用がかかるのかイメージしやすくなります。
部分矯正は、前歯の隙間や軽度のねじれなど、特定の数本の歯だけを対象とする矯正方法です。費用相場は20万円から45万円程度と、全顎矯正に比べて安価に抑えられます。治療期間も比較的短く、気になる部分だけを早くきれいにしたい方におすすめです。しかし、奥歯の噛み合わせまで含めた大幅な歯並びの改善は難しいため、適用できる症例は限られます。
一方、全顎矯正は、すべての歯を動かして全体の噛み合わせや歯並びを根本的に改善する方法です。費用相場は40万円から100万円程度と、部分矯正よりも高くなります。出っ歯や受け口、複雑な叢生(歯の重なり)など、幅広い歯並びの悩みに対応でき、長期的に安定した噛み合わせと美しい歯並びを目指せます。ご自身の歯並びの状態や、どこまで改善したいかによって、どちらの矯正が適しているか歯科医師とよく相談することが大切です。
費用に影響する要因
マウスピース矯正の総費用は、いくつかの要因によって変動します。これらの要因を理解しておくことで、提示された費用の根拠や、費用を抑えるためのヒントが見えてきます。
まず、最も大きな要因は「治療範囲」です。先ほどご説明したように、部分矯正か全顎矯正かによって費用は大きく変わります。次に「歯並びの複雑さ」も重要なポイントです。歯の動きが複雑で多くのマウスピースが必要になる場合や、抜歯を伴うようなケースでは、費用が高くなる傾向があります。これは、治療期間が長くなることや、使用するマウスピースの枚数が増えることに起因します。
また、「使用するマウスピースのブランド」も費用に影響します。国内外には様々なマウスピース矯正のブランドが存在し、それぞれが持つ技術やサポート体制によって価格設定が異なります。世界中で実績のある大手ブランドは比較的高価な傾向にあり、特定の症例に特化したブランドは費用を抑えられることがあります。最後に「クリニックの料金設定」も無視できません。歯列矯正は自費診療のため、クリニックごとに料金体系やサービス内容が異なり、それが総費用に反映されます。複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較することが重要です。
治療費用の内訳(治療前・治療中・治療後)
マウスピース矯正の費用は、矯正装置の費用だけではありません。治療開始前から治療完了後まで、段階ごとに様々な費用が発生します。これらの内訳を把握しておくことで、後から「こんなはずではなかった」という事態を避け、総額を正確に理解することができます。
「治療開始前」には、まず「カウンセリング料」がかかる場合があります。これは、歯並びの悩みや治療に関する疑問を歯科医師に相談する費用です。次に、「精密検査・診断料」が発生します。レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型採り、CTスキャンなどを行い、現在の歯の状態や骨格などを詳細に分析し、治療計画を立てるために必要な費用です。これらの検査結果に基づいて、最終的な治療計画と費用が提示されます。
「治療中」の費用は、主に「装置代」と「調整料(管理料)」です。装置代は、実際に歯を動かすマウスピース自体の費用で、治療計画に基づいて必要な枚数分が含まれます。調整料は、治療の進行状況を確認し、マウスピースの適合状態や歯の動きをチェックするための定期的な通院時に発生する費用です。この調整料が、治療開始時に一括で提示される「トータルフィー制」に含まれている場合と、通院ごとに支払う「都度払い」の場合があるので、事前に確認が必要です。
「治療後」にも費用が発生することを忘れてはいけません。矯正治療で歯が動いた後、その位置を安定させるために「保定装置(リテーナー)」の装着が必要になります。このリテーナーの「装置代」や、定期的にリテーナーの適合状態や歯の後戻りがないかを確認する「保定観察料」がかかるのが一般的です。矯正治療は、歯を動かして終わりではなく、その後の保定期間までを含めて計画的に考えることが、美しい歯並びを維持するために非常に重要です。
マウスピース矯正の治療過程と期間
このセクションでは、マウスピース矯正の治療がどのような流れで進み、どれくらいの期間がかかるのかを詳しく解説します。初回相談から治療完了後の保定期間まで、一連のプロセスを時系列で追っていくことで、治療全体のイメージを掴んでいただけます。
初回相談・診断から治療開始まで
マウスピース矯正を始めるにあたり、まず最初に行うのが「初回相談(カウンセリング)」です。ここでは、歯並びに関するお悩みや、矯正治療へのご希望を歯科医師に伝えます。歯科医師からは、マウスピース矯正の概要や、おおよその治療期間、費用などについて説明があります。疑問に思うことは、この段階でしっかりと質問し、不明点を解消しておくことが大切です。
次に「精密検査・診断」のステップへ進みます。ここでは、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型の採取(3Dスキャナーを使用することもあります)など、現在の歯並びや顎の骨の状態を詳細に把握するための検査が行われます。これらの検査結果をもとに、歯科医師は個別の治療計画を立案します。治療計画では、歯がどのように動いていくかのシミュレーションを立体的に見せてくれることもあり、治療後の歯並びを具体的にイメージできます。
治療計画とシミュレーション内容に納得いただいてはじめて、治療開始となります。この段階で、治療にかかる費用や期間、リスクなども改めて確認し、同意の上で契約を結ぶことになります。患者様ご自身が治療内容を十分に理解し、納得した上でスタートすることが、成功への第一歩と言えるでしょう。
マウスピース作成と定期メンテナンス
治療計画が確定すると、そのデータに基づいて患者様専用のオーダーメイドマウスピースが作成されます。このマウスピースは通常、透明なプラスチック製で、治療の段階に合わせて少しずつ形の異なるものが複数枚作られます。一枚のマウスピースで歯を動かせる距離はごくわずかなため、計画通りに歯を動かすためには、決められた時間(1日20〜22時間以上)装着し、定期的に新しいマウスピースに交換していくことが非常に重要になります。
マウスピースの装着は、患者様ご自身の自己管理が求められる治療です。装着時間を守らなかったり、交換を怠ったりすると、歯が計画通りに動かず、治療期間が長引いたり、予定していた効果が得られなかったりする可能性があります。食事や歯磨きの際には取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットがありますが、その分、装着を忘れないよう意識的に管理する必要があります。
治療期間中は、数週間から数ヶ月に一度、「定期メンテナンス(通院)」を行います。ここでは、歯の動きが計画通りに進んでいるか、虫歯や歯周病などの問題が発生していないかなどを歯科医師が確認します。また、新しいマウスピースの受け取りや、歯の動きを促進するための処置(アタッチメントの装着やIPRと呼ばれる歯の間をわずかに削る処置など)が行われることもあります。
治療期間の目安と症状による違い
マウスピース矯正の治療期間は、患者様の歯並びの状態や治療目標によって大きく異なりますが、一般的な目安としては部分矯正で数ヶ月から1年程度、全体矯正(全顎矯正)で1年から3年程度が目安となります。軽度の乱れであれば比較的短期間で治療が完了することもありますが、複雑な歯並びの場合はそれだけ時間がかかる傾向があります。
具体的な症状によっても治療期間の傾向は変わってきます。例えば、前歯数本のすきっ歯や軽度のガタつきであれば、部分矯正で比較的短い期間で改善が見込めます。一方で、出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、八重歯などの症状は、歯を大きく動かす必要があるため、全体矯正となり治療期間も長くなる傾向があります。特に奥歯の噛み合わせまで含めて改善する場合は、治療期間が2年以上になることも珍しくありません。
ただし、これらの期間はあくまで一般的な目安であり、患者様個人の歯の動き方や、マウスピースの装着状況、通院頻度などによって大きく左右されます。歯科医師との綿密な連携と、患者様ご自身の継続的な努力が、治療を計画通りに進める上で非常に重要です。
費用を抑えるためのポイント
マウスピース矯正は、見た目の自然さや取り外しができる利便性から人気の高い治療法ですが、費用が高額になりやすいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、費用面での不安を少しでも和らげ、賢く治療を進めるための具体的な方法をご紹介します。
ご自身の歯並びの状態や予算、希望する治療期間に合わせて、最適な選択肢を見つける手助けとなれば幸いです。部分矯正の検討から、複数のクリニックの見積もり比較、さらにはデンタルローンの活用など、実践可能な費用負担を抑えるコツを詳しく見ていきましょう。
部分矯正の検討
マウスピース矯正の費用を抑える有効な方法の一つに、「部分矯正」の検討があります。すべての歯を矯正する「全顎矯正」に比べて、部分矯正は気になる一部の歯並びだけを整えるため、治療範囲が限定されます。
例えば、前歯の少しのすき間や、特定の歯の軽微なズレなど、悩みが比較的小範囲に限られている場合に、部分矯正が適応できる可能性があります。治療範囲が狭くなることで、使用するマウスピースの枚数が少なくなり、治療期間も短縮される傾向があるため、結果的に費用を大幅に抑えることが期待できます。ただし、ご自身の歯並びが部分矯正で対応可能かどうかは、歯科医師の精密な診断が必要になりますので、まずは相談してみることをおすすめします。
複数のクリニックで見積もりを比較
歯列矯正は自由診療であるため、クリニックによって料金体系や提示される費用が大きく異なります。そのため、マウスピース矯正を検討する際には、複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較することが非常に重要になります。
同じような治療内容であっても、トータルフィー制(治療開始から終了までの費用がすべて含まれる)を採用しているクリニックもあれば、通院ごとに費用が発生する都度払い制のクリニックもあります。また、精密検査料や保定装置代が総額に含まれているかどうかも、クリニックによって異なりますので、内訳を細かく確認するようにしましょう。
いくつかのクリニックを比較検討することで、ご自身の希望する治療内容に対して、費用が適正であるかを見極めることができます。費用だけでなく、治療計画の説明のわかりやすさや、歯科医師との相性、クリニックの雰囲気なども含めて、ご自身に合ったクリニックを見つけるための重要なステップとなります。
割引キャンペーンやデンタルローンの活用
マウスピース矯正の費用負担を軽減するためには、クリニックが提供する割引キャンペーンや、デンタルローンなどの支払い方法を上手に活用することも検討しましょう。クリニックによっては、期間限定のキャンペーンや、モニター募集などを行っている場合があります。これらのキャンペーンを利用することで、通常よりも費用を抑えて治療を受けられる可能性がありますので、カウンセリング時に確認してみると良いでしょう。
また、一度にまとまった費用を準備することが難しい場合には、デンタルローンやクリニック独自の院内分割払いの利用も有効な選択肢です。デンタルローンは、月々の負担を軽減しながら治療を進めることができるため、経済的な負担を分散させたい方におすすめです。クリニックによっては、提携しているデンタルローンや、無金利での院内分割払いを提供している場合もありますので、具体的な支払いシミュレーションを含めて相談してみてください。
支払い方法と医療費控除について
このセクションでは、マウスピース矯正の治療費について、どのような支払い方法があるのか、そして費用負担を軽減できる可能性がある公的な制度について詳しく解説していきます。一括払いと分割払いの違い、さらに医療費控除や保険適用といった、お金にまつわる大切な情報を分かりやすくお伝えしますので、ぜひご自身の状況に合わせて賢い選択をするための参考にしてください。
一括払いと分割払いの選択肢
マウスピース矯正の支払い方法には、大きく分けて「一括払い(トータルフィー制)」と「分割払い・都度払い」があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の経済状況や治療計画に合った方法を選ぶことが大切です。
まず、一括払いであるトータルフィー制は、治療開始前に提示された総額を一度に支払う方法です。この方法のメリットは、治療期間中にマウスピースの追加が必要になったり、軽微な調整が生じたりしても、追加費用が発生しにくいという安心感がある点です。総額が明確であるため、費用計画が立てやすいでしょう。しかし、一度にまとまった金額を用意する必要があるため、初期負担が大きいというデメリットがあります。
一方、分割払いや都度払いは、治療の進行に合わせて費用を支払っていく方法です。初期費用を抑えられるため、まとまった資金が手元にない場合でも治療を始めやすいというメリットがあります。ただし、治療が計画よりも長引いたり、マウスピースの追加が必要になったりすると、その都度費用が発生し、結果的に総額が高くなる可能性があります。そのため、契約前にどのような場合に費用が発生するのか、追加費用の有無について確認しておくことが重要です。
医療費控除の条件と申請方法
マウスピース矯正の費用は、条件を満たせば医療費控除の対象となる可能性があります。医療費控除とは、1月1日から12月31日までの1年間で、ご自身または生計を一つにするご家族が支払った医療費の合計が10万円(所得金額が200万円未満の場合は所得金額の5%)を超えた場合に、その超えた部分の金額に応じて所得税が軽減される制度です。
マウスピース矯正の場合、美容目的ではなく「噛み合わせの改善」や「発音の改善」など、歯科医師が診断書によって機能的な問題を解決するための治療であると認められた場合に、医療費控除の対象となります。単に見た目を良くするためだけの矯正は対象外となるため、注意が必要です。治療費だけでなく、通院のための交通費(公共交通機関利用の場合)も対象となる場合があります。
医療費控除を申請するには、確定申告を行う必要があります。毎年2月中旬から3月中旬頃に、所轄の税務署へ必要書類を提出します。必要な書類としては、医療費控除の明細書、源泉徴収票(会社員の場合)、マイナンバーカードなどがあります。医療機関が発行する領収書は必ず保管しておきましょう。e-Taxを利用すれば、自宅からでも手続きが可能ですので、国税庁のウェブサイトなどで詳細を確認してください。
保険適用の可能性があるケース
ほとんどのマウスピース矯正は自由診療となり、公的医療保険の適用外です。しかし、ごく稀に、特定の症例においては保険が適用されるケースがあります。これは「顎変形症」と診断され、外科手術を伴う矯正治療が必要な場合など、厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常と判断された場合に限られます。
顎変形症は、あごの骨の成長異常によって噛み合わせや顔の形に大きな問題が生じる状態を指します。このような場合は、手術と矯正治療を組み合わせることで、機能的な改善を目指します。ただし、保険が適用されるのは、その治療が保険医療機関として指定された施設で行われる場合に限られます。
そのため、一般的なマウスピース矯正を検討されている方が、保険適用を期待することはほとんどできません。ご自身の症例が保険適用の対象となるかどうかは、専門の歯科医師による精密な診断が必要です。まずは信頼できる歯科医院でカウンセリングを受け、ご自身の歯並びの状態について詳しく相談することをおすすめします。
マウスピース矯正ブランドの選び方
このセクションでは、数あるマウスピース矯正のブランドについてご紹介します。実はマウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、それぞれに異なる特徴や費用設定があります。ご自身の希望や歯並びの状態にぴったり合ったブランドを選べるよう、判断材料となる情報を提供していきますので、ぜひ参考にしてください。
人気ブランドの特徴と費用比較
マウスピース矯正には、世界中で広く利用されているものから、日本独自のブランドまで、様々な種類があります。代表的なブランドの一つにインビザラインがあります。インビザラインは世界中で1,500万人以上(2023年時点)の治療実績を持つ大手ブランドで、幅広い症例に対応できる柔軟性が特徴です。費用は全顎矯正の場合で40万円から100万円程度と、比較的広範囲の費用設定があります。
一方で、部分矯正に特化し、比較的費用を抑えられるブランドも存在します。例えば、アソアライナーやクリアコレクトなどは、軽度から中程度の歯並びの乱れに適しており、費用もインビザラインより抑えられるケースがあります。これらのブランドは、前歯のちょっとしたすき間や軽微なデコボコを直したい方に選ばれることが多いです。
各ブランドは、対応できる症例の種類、マウスピースの素材、治療期間の目安、そして費用体系が異なります。例えば、複雑な症例に対応できるブランドは費用が高くなる傾向にあり、治療期間も長くなることがあります。ご自身の歯並びの状態と、どの程度の改善を望むのかによって、適したブランドが変わってくるため、それぞれの特徴を理解することが重要です。
キレイライン矯正の魅力
数あるマウスピース矯正ブランドの中でも、「キレイライン矯正」は特に費用を抑えたい方や、短期間で部分的な歯並びを改善したい方に人気のブランドです。主な対象は前歯を中心とした部分矯正であり、気になる前歯のすき間や少しのデコボコを治したいといったニーズに応えています。
キレイライン矯正の大きな魅力は、その分かりやすい料金体系と、他の矯正方法に比べて費用が抑えられる点にあります。一般的に20万円台から治療を始められることが多く、予算が限られている方でも検討しやすい選択肢となっています。マウスピースの枚数や治療期間によって費用が変わる仕組みですが、比較的初期費用を抑えてスタートできるため、矯正治療へのハードルが下がります。
また、治療期間も他の全顎矯正に比べて短い傾向にあります。数ヶ月から1年程度で治療が完了するケースが多く、結婚式や就職活動など、特定のイベントに向けて短期間で歯並びを整えたい方にもおすすめです。ただし、奥歯を含む全体的な噛み合わせの改善など、複雑な症例には対応できない場合があるため、ご自身の歯並びが適応範囲内であるかを歯科医師に相談することが大切です。
ブランド選びのポイント
マウスピース矯正のブランドを選ぶ際には、いくつかの大切なポイントがあります。まず、ご自身の歯並びの状態が、検討しているブランドで対応可能かどうかを確認することが重要です。軽度なデコボコであれば複数のブランドが選択肢になりますが、抜歯を伴うような複雑な症例の場合、特定のブランドしか対応できないこともあります。
次に、ご自身の予算と治療期間の希望を明確にしてください。費用を抑えたい、できるだけ早く治療を終えたいといった要望によって、選ぶべきブランドは変わってきます。また、クリニックの通いやすさも考慮すべき点です。治療期間中は定期的な通院が必要になるため、自宅や職場からアクセスしやすい場所にある、提携クリニックが多いブランドを選ぶと、負担が少なくて済みます。
最終的には、これらの情報を踏まえて、歯科医師とじっくり相談することが最も大切です。歯科医師は、ご自身の歯並びの状態を正確に診断し、どのブランドが最適か、メリット・デメリットを含めて専門的な視点からアドバイスしてくれます。複数のクリニックでカウンセリングを受け、それぞれの提案を比較検討することで、ご自身の症例と希望に最も適したブランド、そして信頼できるクリニックを見つけることができるでしょう。
マウスピース矯正の注意点とリスク
マウスピース矯正は、その手軽さや目立たない点が魅力ですが、治療を始める前に知っておくべき大切な注意点や、思わぬリスクも存在します。このセクションでは、治療を成功させるために患者さんご自身が守るべきことや、予期せぬトラブルを避けるための心構えについて、詳しく解説していきます。事前にこれらのポイントを理解しておくことで、安心して治療を進め、理想の歯並びを手に入れることにつながります。
治療計画に沿った装着の重要性
マウスピース矯正の治療効果は、マウスピースの装着時間をどれだけ守れるかに大きく左右されます。歯科医師から指示された装着時間、通常は1日20時間から22時間以上を厳守することが非常に重要です。この装着時間を守れないと、歯が計画通りに移動せず、治療期間が当初の予定よりも長引いてしまうことがあります。
装着時間が不十分だと、マウスピースが歯にぴったりとフィットしなくなり、新しいマウスピースにスムーズに移行できなくなる「アライナー浮き」といった問題が発生する可能性もあります。このような場合、再度歯型を取り直したり、治療計画を修正したりする必要が生じ、結果として治療の遅延や追加費用につながることもあります。マウスピース矯正は、ご自身の自己管理が成功の鍵を握る治療法であることを、しっかりと認識しておくことが大切です。
治療が長引いた場合の追加費用
マウスピース矯正の費用は、治療計画に基づいて算出されますが、万が一治療が計画よりも長引いてしまった場合、追加費用が発生する可能性があります。特に、患者さんご自身の自己判断でマウスピースの装着を怠ったり、決められた交換時期を守らなかったりすると、歯の動きが悪くなり、治療期間が延長してしまうことがあります。
また、マウスピースを紛失したり、破損してしまったりした場合も、新しいマウスピースを作成するための費用や、治療の進捗を確認するための調整料が別途かかることがあります。これらの追加費用は、クリニックの料金体系、特に「トータルフィー制」か「都度払い」かによって扱いが異なります。契約前に、治療期間が延長した場合やトラブル発生時の費用について、必ずクリニックに確認し、納得した上で治療を開始することが非常に重要です。
自己都合による治療中断のリスク
マウスピース矯正は、治療期間が年単位に及ぶこともあり、その途中で患者さんご自身の都合により治療を中断してしまうケースも残念ながら存在します。しかし、治療を途中で中断することは、それまでの時間と費用を無駄にしてしまうだけでなく、口腔内の健康にとって深刻なリスクを伴います。
矯正治療で移動した歯は、治療を中断すると元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が必ず起こります。これにより、せっかく整い始めた歯並びが乱れてしまうだけでなく、中途半端な状態で放置することで、噛み合わせが不安定になり、顎関節症や虫歯、歯周病などの新たな口腔内の問題を引き起こす可能性もあります。矯正治療は一度始めたら、歯科医師の指示に従い最後までやり遂げることが、理想の歯並びと健康な口腔環境を維持するために不可欠です。
矯正歯科選びのコツ
マウスピース矯正は、透明な装置で治療を進める目立たない矯正方法として人気がありますが、その治療の成功は、どのクリニックを選ぶかによって大きく左右されると言っても過言ではありません。後悔しない矯正治療のためには、費用面だけでなく、治療内容やサポート体制など、多角的な視点から慎重にクリニックを選ぶ必要があります。このセクションでは、ご自身の希望に合った最適な矯正歯科を見つけるための具体的なポイントを詳しくご紹介していきます。
信頼できる歯科医師の見極め方
信頼できる歯科医師を見つけることは、マウスピース矯正を成功させるための最初の、そして最も重要なステップです。まず、その歯科医師がマウスピース矯正に関して十分な経験と実績を持っているかを確認しましょう。具体的な症例写真や治療実績を見せてもらい、ご自身の歯並びに近いケースがあるかどうかも参考にすると良いでしょう。
次に、カウンセリングの際に、話を丁寧に聞き、疑問や不安に対して分かりやすく説明してくれるかどうかも重要なポイントです。一方的に治療方針を押し付けるのではなく、治療のメリットだけでなくデメリットやリスクについても正直に伝えてくれる医師は信頼できます。また、複数の治療選択肢がある場合に、それぞれの特徴や費用を公平に提示し、患者さんが納得して選べるようサポートしてくれる姿勢も大切です。
歯科医師との相性も非常に重要です。治療期間が長くなることもあるため、安心して相談でき、信頼関係を築ける医師を選ぶことで、ストレスなく治療を進められるでしょう。
クリニックの設備とサービス内容
クリニック選びでは、歯科医師の技量だけでなく、設備や提供されるサービス内容も確認しておきたいポイントです。まず設備面では、精密な歯型を採取できる3Dスキャナー(iTeroなど)が導入されているかを確認すると良いでしょう。従来の粘土のような材料を使った歯型採りよりも、3Dスキャナーは短時間で正確なデータを取得でき、治療計画の精度向上にもつながります。
サービス面では、予約の取りやすさが治療継続のモチベーションに大きく影響します。特に、お仕事や学校で忙しい方にとっては、土日祝日の診療や夜間診療の有無、オンライン予約システムの有無なども確認しておきたい点です。また、矯正治療中に装置が破損したり、痛みが出たりした際の緊急時の対応体制が整っているかどうかも重要です。
料金体系が明確であることも非常に大切です。追加費用が発生する可能性のある項目や、支払い方法の選択肢などについて、事前に詳しく説明してくれるクリニックを選びましょう。これらの要素を総合的に判断することで、治療中のストレスを減らし、快適に治療を進めることができるクリニックを見つけられます。
初回相談で確認すべきポイント
最初のカウンセリングは、クリニックや歯科医師の雰囲気を見極め、疑問を解消するための貴重な機会です。この時に、後々のトラブルを避けるために必ず確認しておくべき質問事項をいくつかご紹介します。まず、「治療費の総額と内訳」を明確にしてもらいましょう。装置費用だけでなく、検査料、調整料、保定装置代、追加費用が発生する可能性とその条件など、全ての費用を把握しておくことが大切です。
次に、「治療期間の目安」についても具体的に確認しましょう。ご自身の歯並びの状態や希望によって治療期間は変わるため、シミュレーションなどを活用して具体的なイメージを掴むと良いでしょう。また、「抜歯の必要性の有無」や、もし抜歯が必要な場合の抜歯費用についても尋ねておくと安心です。治療のメリットだけでなく、「デメリットやリスク」についても十分に説明を求め、納得した上で治療に進むことが重要です。
最後に、「支払い方法の種類」についても確認しておきましょう。一括払いやデンタルローン、院内分割など、どのような支払い方法に対応しているかを知ることで、ご自身の経済状況に合った無理のない支払いプランを立てることができます。これらの質問を通じて、クリニックの誠実さや情報提供の透明性を評価できるでしょう。
マウスピース矯正と他の矯正方法の比較
このセクションでは、マウスピース矯正を他の代表的な歯列矯正方法と比較することで、それぞれの治療法の良い点、そして注意すべき点を客観的に見ていきます。どの矯正方法がご自身の歯並びやライフスタイルに最も適しているのか、情報整理の手助けとなるでしょう。
ワイヤー矯正の費用と特徴
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす、古くから行われている治療法です。費用相場は60万円から160万円程度と、マウスピース矯正の全顎矯正と比べても同程度か、やや高くなる傾向があります。ワイヤー矯正の大きな特徴は、ほぼ全ての歯並びの乱れに対応できる汎用性の高さにあります。重度の叢生(歯のガタつき)や、大きな抜歯が必要な症例でも、安定して歯を動かせることが長年の実績で証明されています。
一方で、ワイヤー矯正は装置が金属製であるため、口を開けた時に目立ってしまうというデメリットがあります。見た目を気にする方にとっては大きな懸念点となるでしょう。また、歯を動かす力が比較的に強いため、マウスピース矯正よりも痛みを感じやすい場合があります。食事の際には食べ物が装置に挟まりやすく、歯磨きも複雑になるため、口腔衛生の維持にはより一層の注意と手間が必要です。
外科矯正の費用と適応症例
外科矯正は、一般的な歯列矯正では改善が難しい、顎の骨格的な問題に起因する重度の不正咬合を治療するために行われる方法です。費用相場は100万円から300万円程度と非常に高額ですが、顎変形症などの特定の病名が付く場合は、健康保険が適用されるケースもあります。これは、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの機能改善が治療の主目的となるためです。
外科矯正は、歯だけを動かすのではなく、外科手術によって顎の骨自体を正しい位置に移動させることで、根本的な噛み合わせと顔のバランスを改善します。主に、受け口(下顎前突)や極端な出っ歯(上顎前突)、顎の左右非対称など、骨格のズレが大きい症例が適応となります。治療期間も長くなり、矯正治療の前後に手術を伴うため、一般的な歯列矯正とは大きく異なる、より専門的な治療法であると言えます。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
マウスピース矯正の最大のメリットは、その「目立たなさ」にあります。透明なプラスチック製の装置は、装着していてもほとんど気づかれないため、見た目を気にすることなく矯正治療を進められます。また、食事や歯磨きの際には取り外しができるため、普段と変わらない食事を楽しむことができ、口腔内を清潔に保ちやすいという衛生的メリットも非常に大きいです。
ワイヤー矯正と比較して、歯を動かす力が段階的で緩やかなため、痛みや違和感が少ない傾向にあるのも特徴です。さらに、装置による口内炎ができにくく、定期的な通院回数も比較的少ないため、忙しい方や遠方に住む方にとっても魅力的な選択肢となります。
一方で、デメリットも存在します。マウスピース矯正は、1日20時間以上という決められた装着時間を守ることが治療成功の鍵となるため、患者さん自身の「自己管理能力」が必須です。装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引いたり、最悪の場合は再治療が必要になったりするリスクがあります。また、マウスピースを紛失したり破損したりすると、再作成費用が発生することもあります。
さらに、マウスピース矯正は対応できる症例に限界があります。重度の叢生や、顎の骨格的な問題が原因の不正咬合など、複雑なケースではワイヤー矯正や外科矯正が適している場合があります。すべての歯並びの悩みに対応できるわけではないため、ご自身の歯並びがマウスピース矯正で治療可能かどうかは、精密検査を受けて歯科医師の診断を仰ぐことが非常に重要です。
よくある質問と回答
マウスピース矯正に興味があっても、費用のこと以外にもさまざまな疑問や不安を抱えている方は少なくありません。このセクションでは、皆さんが特に知りたいと思うような、よくある疑問点について一つずつ丁寧に解説していきます。
治療を始める前に知っておきたい細かな疑問や、見落としがちなポイントも解消し、安心して矯正治療へ踏み出すためのお手伝いをします。
中学生や高校生でも治療可能?
「中学生や高校生でもマウスピース矯正はできるのでしょうか」というご質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、永久歯がすべて生えそろっていれば、大人の方と同じようにマウスピース矯正を受けていただくことが可能です。思春期のお子様にとって、見た目を気にせず矯正治療を進められるマウスピース矯正は大きなメリットとなるでしょう。
部活動や体育の授業で激しい運動をする際、あるいは友人との食事や写真撮影の時にも、装置を取り外せるため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。費用面については、大人と大きく変わらないことが多いですが、成長期のお子様の顎の成長や歯の生え替わり具合によって、治療計画や期間が調整される場合があります。
治療期間中に食事や歯磨きはどうする?
マウスピース矯正は、治療期間中の食事や歯磨きのしやすさも大きな魅力の一つです。基本的に、食事を摂る際や色の濃い飲み物を飲む際は、必ずマウスピースを外すようにしてください。これにより、装置に食べ物が挟まる心配がなく、普段通りにお好きなものを召し上がっていただけます。また、マウスピースが着色するのを防ぐことにもつながります。
食後は、必ず歯磨きをしてからマウスピースを再装着することが非常に重要です。食べかすやプラークが残ったままマウスピースを装着すると、歯と装置の間に細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。お口の中を清潔に保つためにも、毎食後の丁寧な歯磨きと、可能であればデンタルフロスや歯間ブラシを使ったケアを習慣にしましょう。マウスピース自体も、流水や専用の洗浄剤で毎日清潔に保つことが、快適な治療を続けるためのポイントとなります。
マウスピース矯正治療後の保定装置の重要性
矯正治療が終わって、ようやく理想の歯並びになったと安心される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、矯正治療は歯を動かして終わりではありません。治療で動かした歯は、何もしないと元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起こる可能性があります。この後戻りを防ぎ、時間と費用をかけて手に入れた美しい歯並びを長期的に維持するために不可欠なのが「保定装置」、別名「リテーナー」の装着です。
リテーナーは、治療後の歯並びが安定するまで、一定期間装着し続ける必要があります。装着期間は症例によって異なりますが、一般的には矯正治療にかかった期間と同程度、あるいはそれ以上の場合もあります。リテーナーには透明なマウスピース型や、歯の裏側に固定するワイヤー型など、いくつかの種類があり、歯科医師が患者様のお口の状態やライフスタイルに合わせて最適なものを提案してくれます。リテーナーの費用は、矯正治療費とは別途必要になることがほとんどですので、治療開始前のカウンセリングで確認しておきましょう。
せっかく頑張って手に入れた理想の歯並びを維持するためにも、歯科医師の指示通りにリテーナーをきちんと装着し、定期的なチェックを受けることが大切です。保定期間も矯正治療の一部と考えて、油断せずに取り組んでいきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
菅野 友太郎 | Yutaro Kanno
国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。
2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業し現在に至る。
【所属】
・5-D Japan 会員
・日本臨床歯周病学会 会員
・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員
・静岡県口腔インプラント研究会 会員
・日本臨床補綴学会 会員 会員
・日本デジタル歯科学会 会員
・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員
・TISS(Tohoku implant study society) 主催
【略歴】
・2010年国立東北大学 卒業
・2010年都内医療法人 勤務
・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務
・2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業
・2025年 銀座Aクリニックデンタル 理事長 就任
平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」
『沢田通り歯科・予防クリニック』
住所:東京都大田区大森北6丁目23−22
TEL:03-3767-0648